专利摘要:
メモリ使用量を改善する装置。プロセッサを備えるだろう。該プロセッサは、メディアコンテンツデータを受信し、メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納を第1のメモリリザーバに導向し、所定量を第1のメモリリザーバに格納することに応じて、受信したメディアコンテンツのうち最も古い部分を、第1のメモリリザーバにおける格納量を所定量に維持するために、第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送するように構成されうる。
公开号:JP2011505623A
申请号:JP2010535479
申请日:2008-11-03
公开日:2011-02-24
发明作者:ラジェスワリ カンナン,;プラシャンサ キニ,;スシュマ シャマスンダール,;ムラリダール;ケイ スリダール,
申请人:ノキア コーポレイション;
IPC主号:G06F12-06
专利说明:

[0001] 本発明の実施形態は一般的にメモリ使用量の技術に関する。実施例のメモリ使用量を改善するための方法、装置、およびコンピュータプログラムは、例えば、比較的安価であるMMCをいくつも繋ぎ、比較的高価なランダムアクセスメモリ(random access memory; RAM)の使用量は少なくして、長時間のメディア再生を可能にすること等によって、メモリ使用量を改善する。]
発明の背景

[0002] 現代の通信技術は、有線および無線ネットワークの利用分野を著しく拡大している。コンピュータネットワーク、テレビジョンネットワーク、電話ネットワークは、消費者の需要に煽られ、かつてない技術発展に直面している。無線およびモバイルネットワーク技術は、関連する消費者需要に対応して、情報転送の柔軟性および即時性を向上させている。]
[0003] 現在および今後のネットワーク技術は、情報転送の容易性およびユーザに対する利便性を向上させつづけている。情報転送の容易性の向上が要求される分野の例は、移動端末ユーザへのサービスの配信である。このサービスは、音楽プレーヤやゲームプレーヤ、電子ブック、ショートメッセージ、電子メール等のために、ユーザが望む特定のメディアや通信アプリケーションの形式であってもよい。また、このサービスは、対話型アプリケーションの形式であってもよく、そのようなアプリケーションにおいて、ユーザは、タスクの実行または目標の達成のためにネットワーク機器に応答することができる。このサービスは、ネットワークサーバもしくは他のネットワーク機器から提供されてもよく、または例えば、携帯電話機、モバイルテレビ、モバイルゲームシステム等の移動端末からでも提供されてもよい。]
[0004] 提供されるサービスには、モバイル機器が処理しうるマルチメディアコンテンツの提供が含まれる。さらに、携帯電話機または他の無線通信機器等のモバイル機器のユビキタス性を有し、すなわち個々のユーザは、マルチメディアコンテンツを生成し、共有し、再生することが可能であるとともに、また移動可能である。この点に関し、例えば、個々のユーザは、音声および映像コンテンツを生成および/または再生することができる。典型的には、ユーザがマルチメディアコンテンツを再生する場合、マルチメディアコンテンツは、サーバから、または別のユーザの機器から直接でも、ユーザの機器にダウンロードされうる。次いで、ダウンロードされたコンテンツは、対応するアプリケーションを使用してユーザの機器にレンダリングされうる。]
[0005] このようなコンテンツは、移動端末および固定端末の両方で作成、ダウンロード、および/またはレンダリングされうるが、特に移動端末では、デバイスで利用可能なリソースの量または機能に限界や制限がありうる(例えば処理電力、メモリ、ディスプレイサイズの限界等)。この点に関し、市場の需要によって、移動端末のサイズやコストの制限がしばしば提案される。RAMは、例えば、フラッシュメモリまたはホットプラグ可能なマルチメディアメモリカード(multimedia memory card;MMC)等の他のいくつかのメモリの代替物よりも、(例えばメガバイト(MB)当たりの費用ベースで考えると)高価でありうるリソースの1つである。しかし、RAMは、その中の情報にアクセスしうる速度が速いことから、使うことが望ましく、RAMの代替として他のメモリ装置を使用することが常に実用的であるとは限らない。]
[0006] マルチメディアコンテンツをレンダリング可能な端末は、シーク/検索機能(例えば早送り、巻き戻し、次、前等)や、他の機能(例えば再生、一時停止、停止等)のような能力を提供するアプリケーションをしばしば有している。しかし、長時間の一時停止動作や、特定のメディアコンテンツアイテム全体の検索に対応するためには、その特定のメディアコンテンツアイテムの全体をモバイル機器に、例えば、機器のRAMに格納する必要があってもよい。例えば、Adobe Inc.によるFlashVideo(FLV)のような映像等のメディアコンテンツアイテムのサイズを考えると、数分の長さの映像を格納するためには、大容量でかつ高価なRAMが必要とされるだろう。さらに、他のアプリケーションやメディアコンテンツをレンダリングするアプリケーションも、RAMを消費するだろう。]
[0007] したがって、特定のRAMサイズと、サイズが増加しつつあるマルチメディアコンテンツとを考えると、機器のレンダリング能力に限界が設定されうる。例えば、メディアコンテンツのダウンロードやレンダリング中に電話を受けて、メディアコンテンツのレンダリングが通話中に一時停止になる場合、コンテンツのレンダリングは、受信するダウンロードコンテンツのサイズがRAMの格納能力よりも大きい場合は、損なわれる可能性がある。また、ダウンロード速度が、コンテンツのレンダリングや処理の速度を上回ることもある。例えば、ダウンロードがデータのレンダリングよりも速い場合、RAMはダウンロードデータにより消費され、ダウンロードを完了させるためにスペースを空けるようにデータをリリースしなければならなくなることもある。]
[0008] したがって、RAMの容量限界に到達すると、新たに受信するコンテンツのためのスペースを空けるべく、キューの中のコンテンツは削除されることがある。この問題に類似する問題に対処するための1つの機構は、キューの中の位置の前後の小さい時間ウィンドウに必要とされる量のデータのみを格納し、次いで、ダウンロードされる新しいデータの格納を可能にするようにデータをリリースする機構である。しかし、この機構において、RAMがメディアコンテンツアイテム全体の保持に不十分である場合に、レンダリングされるメディアコンテンツアイテムをシークしようとしても、そのメディアコンテンツアイテムの部分は受信する新しいデータのためにスペースを空けるべく削除されるため、シーク能力は制限されるだろう。]
[0009] したがって、上述の不利点のうちの少なくともいくつかを克服するために、RAM使用量と、他の安価なメモリオプションの使用量とのバランスを取り得るメモリ管理機構を提供すること等によって、メモリ使用量を改善することが望ましいだろう。]
[0010] そこで、ダウンロードされたマルチメディアコンテンツの格納に関して、少なくとも2つの異なるメモリリザーバ(Memory Reservoir)を利用することによってメモリ使用量を改善する方法、装置、およびコンピュータプログラムが提供される。この点に関し、例えば、メモリリザーバのうちの1つは、RAMまたは別の比較的高価なメモリ装置であり、別のメモリリザーバは、より安価なメモリ装置(例えばフラッシュメモリやMMC)であってもよい。本発明の実施形態は、コンテンツのダウンロード時に、特定の閾値に到達するまでに、RAMまたは高価な方のメモリ装置に当該コンテンツがダウンロードされ、閾値へ到達すると、コンテンツは他方のメモリサーバにダウンロードされうるように構成されうる。例示的実施形態では、最新のダウンロードデータはRAMに格納されるが、特定の閾値に到達すると、古いデータはMMCへと移動させられうる。したがって、高価な方のメモリ装置の利用は、他方のメモリリザーバとなる安価な方のメモリを(例えば最大限に)利用することによって管理(例えば最小化)されうる。]
[0011] 一例示的実施形態では、メモリ使用量を改善するための方法が提供される。前記方法は、メディアコンテンツデータを受信することと、前記メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納を第1のメモリリザーバに導向することと、前記所定量を前記第1のメモリリザーバに格納することに応じて、前記受信したメディアコンテンツデータのうち古い部分を、前記第1のメモリリザーバにおける格納量を前記所定量に維持するために、前記第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送することとを含んでもよい。]
[0012] 別の例示的実施形態では、メモリ使用量を改善するためのコンピュータプログラム製品が、例えば、移動端末のために提供される。前記コンピュータプログラム製品は、その中にコンピュータ可読プログラムコード部分が格納される少なくとも1つのコンピュータ可読記憶媒体を含む。前記コンピュータ可読プログラムコード部分は、第1、第2、および第3の実行可能部分を含む。前記第1の実行可能部分は、メディアコンテンツデータを受信するためのものである。前記第2の実行可能部分は、前記メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納を第1のメモリリザーバに導向するためのものである。前記第3の実行可能部分は、前記受信したメディアコンテンツデータのうち古い部分を、前記第1のメモリリザーバにおける格納量を前記所定量に維持するために、前記第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送するためのものである。前記第3の実行可能部分は、前記所定量を前記第1のメモリサーバに格納することに応じて実行されうる。]
[0013] 別の例示的実施形態では、メモリ使用量を改善するための装置が提供される。前記装置は、メディアコンテンツデータを受信し、前記メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納を第1のメモリリザーバに導向し、前記所定量を前記第1のメモリリザーバに格納することに応じて、前記受信したメディアコンテンツデータのうち古い部分を、前記第1のメモリリザーバにおける格納量を前記所定量に維持するために、前記第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送するように構成されるプロセッサを含む。]
[0014] 別の例示的実施形態では、メモリ使用量を改善するための装置が提供される。前記装置は、メディアコンテンツデータを受信する手段と、前記メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納を第1のメモリリザーバに導向する手段と、前記所定量を前記第1のメモリリザーバに格納することに応じて、前記受信したメディアコンテンツデータのうち古い部分を、前記第1のメモリリザーバにおける格納量を前記所定量に維持するために、前記第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送する手段とを含む。]
[0015] したがって、本発明の実施形態は、メモリリソースの利用に関して、例えば、高価なメモリオプションと安価なメモリオプションの利用に関して、優れたバランスを実現しうるメモリ管理機構を提供しうる。
このため、RAMまたは高価なメモリ使用量の低減により、能力の低下を被ることなく、より小さなRAMを利用することができる。したがって、移動端末等のデバイスの材料コストを抑えうる。加えて、本発明の他の例示的実施形態は、シーク機能(例えば早送りおよび巻き戻し)、複数の同時のメディアコンテンツの再生、長い一時停止時間への対応などのためのコンピュータプログラムが提供される状況に対処する。]
図面の簡単な説明

[0016] 本発明の概要を説明したところで、添付の図面を参照されたい。これらの図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。
本発明の例示的実施形態に従う移動端末の略ブロック図である。
本発明の例示的実施形態に従う無線通信システムの略ブロック図である。
本発明の例示的実施形態に従うメモリ管理機構を示すブロック図である。
本発明の例示的実施形態に従う、プラットフォーム適応機能により確立されるメモリ管理を示す図である。
本発明の別の例示的実施形態に従う、プラットフォーム適応機能により確立されるメモリ管理を示す図である。
本発明の例示的実施形態に従う、メモリ使用量を改善する例示的方法に従うブロック図である。]
発明の詳細説明

[0017] 次に、本発明について、添付の図面を参照して以下により詳しく説明する。これらの図面において、本発明の実施形態のいくつかが示されるが、全てが示されるわけではない。当然ながら、本発明は、多数の異なる形式で具現化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定するように解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的必要条件を満たすように提供される。同一の符号は同一の要素を示す。]
[0018] 図1は、本発明の実施形態より利益を受け得る移動端末10のブロック図を図示する。しかし、図示されかつ以下に説明される携帯電話機が、単に、本発明の実施形態より利益を受け得る移動端末の一種を例示しているだけであるため、本発明の実施形態の範囲を限定するように解釈されるべきではないことを理解されたい。移動端末10のいくつかの実施形態は、例示目的で図示されかつ以下に説明され、携帯情報端末(portable digital assistant; PDA)、ポケットベル、携帯型テレビ、ゲーム機器、ノート型コンピュータ、カメラ、ビデオレコーダ、音声/映像プレーヤ、GPS機器、または上述のものの組み合わせ、ならびに他の種類の音声およびテキスト通信システム等の、様々な種類の移動端末が、本発明の実施形態を容易に用いることが可能である。]
[0019] 加えて、本発明の方法のいくつかの実施形態は、移動端末10によって実行または使用されるが、移動端末以外のもの(例えばテレビ、パーソナルコンピュータ(personal computer; PC)、または他の固定の端末もしくは機器)が本方法を用いてもよい。さらに、本発明の実施形態に関するシステムおよび方法は、モバイル通信用途に関連して主に説明される。しかし、本発明の実施形態に関するシステムおよび方法が、モバイル通信産業およびモバイル通信以外の産業の両方における多種多様な他の用途に関連して利用可能であることを理解されたい。]
[0020] 移動端末10は、送信機14および受信機16と動作可能に通信するアンテナ12(または複数のアンテナ)を含む。移動端末10は、コントローラ20、あるいは送信機14および受信機16のそれぞれへ信号を提供し、かつそれらから信号を受信する他の処理要素をさらに含みうる。この信号は、適用可能なセルラシステムの無線インターフェース規格に準拠する信号伝達情報含み、また、ユーザ発話、受信したデータ、および/またはユーザにより生成されたデータも含む。この点に関し、移動端末10は、1つ以上の無線インターフェース規格、通信プロトコル、変調型、およびアクセス型で動作可能である。例示として、移動端末10は、多数の第1、第2、第3、および/または第4世代の通信プロトコルあるいはその同等物のうちのいずれかに準拠して動作可能である。例えば、移動端末10は、第2世代(2G)無線通信プロトコルIS-136((時分割多重接続(time division multiple access;TDMA))、モバイル通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communications; GSM)、およびIS-95(符号分割多元接続(code division multiple access ; CDMA))に準拠して、またはユニバーサル移動通信システム(universal mobile telecommunications system; UMTS)、CDMA2000、広帯域CDMA(wideband CDMA; WCDMA)、および時分割/同期CDMA(time division-synchronous CDMA; TD-SCDMA)等の第3世代(3G)無線通信プロトコルに準拠して、第4世代(4G)通信プトロコルに準拠して、あるいはその同等物に準拠して動作可能であってもよい。代替として(または、加えて)、移動端末10は、非セルラ通信機構に準拠して動作可能であってもよい。例えば、移動端末10は、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network; WLAN)または図2に関連して後述する他の通信ネットワークにおいて通信可能であってもよい。]
[0021] コントローラ20等の装置が、移動端末10の音声機能および論理機能の実装に望ましい機器または回路等の手段を含んでもよいことを理解されたい。例えば、コントローラ20は、デジタルシグナルプロセッサ、マイクロプロセッサ、および種々のアナログ/デジタル変換器、デジタル/アナログ変換器、ならびに他のサポート回路から構成されてもよい。移動端末10の制御機能および信号処理機能は、そのそれぞれの能力に応じて、これらの機器に割り当てられる。したがって、コントローラ20は、変調および伝送前に、メッセージおよびデータを畳み込み符号化およびインターリーブするための機能性も含んでもよい。加えて、コントローラ20は、内蔵音声符号器をさらに含むことが可能であり、内蔵データモデムを含んでもよい。さらに、コントローラ20は、メモリに格納されうる1つ以上のソフトウェアプログラムを実行する機能性を含んでもよい。例えば、コントローラ20は、従来のウェブブラウザ等の接続プログラムを実行可能であってもよい。次いで、接続プログラムによって、例えば、無線アプリケーションプロトコル(wireless application protocol; WAP)、ハイパーテキストトランスファープロトコル(hypertext transfer protocol;HTTP)、および/またはその同等物に準拠して、移動端末10は、位置ベースのコンテンンツおよび/または他のウェブページコンテンツ等のウェブコンテンツを送受信することが可能になってもよい。]
[0022] また、移動端末10は、ユーザインターフェースも備えてもよい。ユーザインターフェースは、従来のイヤホンまたはスピーカ24、リンガー22、マイクロホン26、ディスプレイ28、およびユーザ入力インターフェース等の出力機器を含んでもよく、これら全てはコントローラ20に接続されてもよい。移動端末10のデータの受信を可能にするユーザ入力インターフェースは、キーパッド30、タッチディスプレイ(図示せず)、または他の入力機器等の、移動端末10のデータの受信を可能にする多数の機器のいずれかを含んでもよい。キーパッド30を含む実施形態では、キーパッド30は、従来の数字キー(0〜9)および関連キー(#、*)、ならびに移動端末10の動作に使用する他のハードキーおよびソフトキーを備えてもよい。代替として、キーパッド30は、従来のQWERTYキーパッド配列を備えてもよい。また、キーパッド30は、関連機能を有する種々のソフトキーも備えてもよい。付加的または代替的に、移動端末10は、ジョイスティックまたは他のユーザ入力インターフェース等のインターフェース機器を備えてもよい。移動端末10は、移動端末10の動作に必要な種々の回路に電力供給し、ならびに、任意により、検出可能出力として機械的振動を提供するための振動電池パック等の電池34をさらに備えてもよい。加えて、移動端末10は、測位センサ36も備えてもよい。測位センサ36には、例えば、全地球測位システム(global positioning system; GPS)センサ、支援型全地球測位システム(assisted global positioning system; Assisted-GPS)センサ等が含まれうる。しかし、一例示的実施形態では、測位センサ36には、歩数計または慣性センサが含まれる。この点に関し、測位センサ36は、例えば、移動端末10の経度方向および緯度方向等の移動端末10の位置、または目的地もしくは出発点等の基準点に対する位置を判断することが可能である。次いで、測位センサ36からの情報は、位置履歴または位置情報として格納されるように、移動端末10のメモリに、または別のメモリ装置に通信されうる。]
[0023] 移動端末10は、ユーザ識別要素(user identity element; UIM)38をさらに備えてもよい。典型的には、UIM38は、プロセッサ内蔵型のメモリ装置である。UIM38には、例えば、加入者識別要素(subscriber identity element;SIM)、汎用集積回路カード(universal integrated circuit card; UICC)、汎用加入者識別要素(universal subscriber identity element; USIM)、取り外し可能なユーザ識別要素(removable identity element; R-UIM)等が含まれうる。典型的には、UIM38は、モバイル加入者に関連する情報要素を格納する。UIM38に加え、移動端末10は、メモリを装備しうる。例えば、移動端末10は、データの一時記憶のためのキャッシュ領域を含む揮発性ランダムアクセスメモリ(random access memory; RAM)等の揮発性メモリ40を備えてもよい。また、移動端末10は、他の不揮発性メモリ42を含んでもよく、不揮発性メモリ42は、内蔵型であっても取り外し可能型であってもよい。付加的または代替的に、不揮発性メモリ42には、SanDisk Corporation of Sunnyvale, California、またはLexar Media Inc. of Fremont, Californiaから入手可能であるような電気的消去可能読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read only memory ; EEPROM)、フラッシュメモリ、またはその同等物が含まれうる。メモリは、移動端末10の機能を実装するために移動端末10が使用する多数の情報およびデータのうちのいずれかを格納することが可能である。例えば、メモリは、移動端末10を一意的に識別可能である国際モバイル装置識別(international mobile equipment identification; IMEI)コード等の、識別子を含むことが可能である。さらに、メモリは、セルID情報を判断するための命令を格納しうる。具体的には、メモリは、現在のセル、すなわち移動端末10が通信しているセルID識別またはセルID情報を判断するコントローラ20が実行するアプリケーションプログラムを格納しうる。測位センサ36と併用して、セルID情報は、より正確に移動端末10の位置を判断するために使用されうる。]
[0024] 例示的実施形態では、移動端末10は、コントローラ20と通信するカメラ、映像、および/または音声モジュール等のメディア取り込みモジュールを備えてもよい。メディア取り込みモジュールは、格納、表示、または伝送するために、画像、映像、および/または音声を取り込むための任意の手段であってもよい。例えば、メディア取り込みモジュールがカメラモジュール37である例示的実施形態では、カメラモジュール37は、取り込み画像からのデジタル画像ファイル、または付随の音声データを含むか、もしくは含まない一連の取り込み画像フレームからの映像ファイルを作成可能であるデジタルカメラを備えてもよい。したがって、カメラモジュール37は、レンズまたは他の光学素子等の全てのハードウェアと、取り込み画像/音声データからのデジタル画像、映像、または音声ファイルの作成に必要なソフトウェアとを含む。代替として、カメラモジュール37は、画像の取り込みに必要なハードウェアのみを含んでもよく、一方、移動端末10のメモリ装置は、取り込み画像からデジタル画像ファイルを作成するのに必要なソフトウェアの形式でコントローラ20によって実行するための命令を格納する。例示的実施形態では、カメラモジュール37は、画像データを処理する際にコントローラ20を支援するコプロセッサ等の処理要素と、画像データの圧縮および/または解凍のための符号器および/または復号器とをさらに含んでもよい。符号器および/または復号器は、例えば、共同写真専門家グループ(joint photographic experts group; JPEG)規格または他の形式に準拠して、符号化および/または復号してもよい。]
[0025] 図2は、本発明の例示的実施形態に従う無線通信システムの略ブロック図である。図2を参照すると、本発明の実施形態より利益を受け得る一種類のシステムの図が提供される。本システムは、複数のネットワーク機器を含む。図示するように、1つ以上の移動端末10の各々は、基地サイトまたは基地局(base station;BS)44へ信号を送信し、かつそこからの信号を受信するためのアンテナ12を備えてもよい。基地局44は、1つ以上のセルラネットワークまたはモバイルネットワークの一部であってもよく、そのネットワークの各々は、移動交換局(mobile switching center;MSC)46等の、ネットワークの動作に必要な要素を含む。当業者に既知であるように、モバイルネットワークは、基地局/MSC/相互作用機能(Base Station/MSC/Interworking function; BMI)とも呼ばれうる。動作中、移動端末10が発呼および着呼する際に、MSC46は、移動端末10を出入りする呼を経路指定することが可能である。また、移動端末10が呼に関与する際に、MSC46は、地上通信回線に接続を提供することも可能である。加えて、MSC46は、移動端末10を出入りするメッセージの転送を制御することが可能であり、また、メッセージ局を出入りする移動端末10のためのメッセージの転送も制御することも可能である。図2のシステムにおいてMSC46を示すが、MSC46は、単に、例示的なネットワーク機器であるだけであり、本発明の実施形態は、MSCを用いるネットワークにおける使用に限定されないことに留意されたい。]
[0026] MSC46は、ローカルエリアネットワーク(local area network; LAN)、都市規模ネットワーク(metropolitan area network;MAN)、および/または広域ネットワーク(wide area network;WAN)等のデータネットワークに接続可能である。MSC46は、データネットワークに直接接続可能である。しかし、典型的な一実施形態では、MSC46は、ゲートウェイ(gate way;GTW)機器48に接続され、GTW48は、インターネット50等のWANに接続される。次いで、処理要素等の機器(例えばパーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、またはその同等物)は、インターネット50を介して移動端末10に接続可能である。例えば、後述のように、処理要素は、コンピューティングシステム52(図2に2つ示される)、オリジンサーバ54(図2に1つ示される)、またはその同等物に関連付けられる1つ以上の処理要素を含むことが可能であり、これらについては以下に説明する。]
[0027] また、BS44は、接続中の汎用パケット無線通信システム(general packet radio service; GPRS)サポートノード(support node; SGSN)56にも接続可能である。当業者に既知であるように、SGSN56は、典型的には、パケット交換サービス用のMSC46に類似の機能を実行することが可能である。MSC46のように、SGSN56は、インターネット50等のデータネットワークに接続可能である。SGSN56は、データネットワークに直接接続可能である。しかし、より典型的な実施形態では、SGSN56は、GPRSコアネットワーク58等のパケット交換コアネットワークに接続される。次いで、パケット交換コアネットワークは、ゲートウェイGPRSサポートノード(gateway GPRS support node; GGSN)60等の別のGTW48に接続され、GGSN60は、インターネット50に接続される。GGSN60に加えて、パケット交換コアネットワークもGTW48に接続される。また、GGSN60は、メッセージ局に接続可能である。この点に関し、MSC46のように、GGSN60およびSGSN56は、MMSメッセージ等のメッセージの転送を制御可能であってもよい。また、GGSN60およびSGSN56は、メッセージ局を出入りする移動端末10のためのメッセージの転送も制御可能であってもよい。]
[0028] 加えて、SGSN56をGPRSコアネットワーク58およびGGSN60に接続することによって、コンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54等の機器は、インターネット50、SGSN56、およびGGSN60を介して移動端末10に接続されうる。この点に関し、コンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54等の機器は、SGSN56、GPRSコアネットワーク58、およびGGSN60を介して移動端末10と通信しうる。移動端末10および他の機器(例えばコンピューティングシステム52、オリジンサーバ54等)を直接的または間接的にインターネット50に接続することによって、移動端末10は、ハイパーテキストトランスファープロトコル(hypertext transfer protocol;HTTP)および/その同等物等に準拠して、他の機器と通信し、および相互に通信することによって、移動端末10の種々の機能を実行しうる。]
[0029] 全ての可能なモバイルネットワークの全ての要素について本明細書に図示および説明されるわけではないが、移動端末10が、多数の異なるネットワークのいずれかのうちの1つ以上に、BS44を介して接続されうることを理解されたい。この点に関し、ネットワークは、多数の第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、第3世代(3G)、3.9G、第4世代(4G)のモバイル通信プロトコルまたはその同等物のうちの任意の1つ以上に準拠して、通信に対応可能であってもよい。また、例えば、ネットワークのうちの1つ以上は、2.5G無線通信プロトコルGPRS、強化型データGSM環境(enhanced data GSM environment; EDGE)、またはその同等物に準拠して、通信に対応することが可能である。さらに、例えば、ネットワークのうちの1つ以上は、WCDMA無線アクセス技術を用いるUMTSネットワーク等の、3G無線通信プロトコルに準拠して、通信に対応することが可能である。いくつかの狭帯域AMPS(narrow-band analog mobile phone service; NAMPS)ならびにトータルアクセス通信システム(total access communication system; TACS)のネットワークも、本発明の実施形態から利益を受け得るが、移動局(例えばデジタル/アナログまたはTDMA/CDMA/アナログ電話)は、デュアルモードまたは高次モードであるべきである。]
[0030] 移動端末10は、1つ以上の無線アクセスポイント(access point;AP)62にさらに接続可能である。AP62には、例えば、無線周波数(radio frequency; RF)、赤外線(infrared; IrDA)、あるいはIEEE802.11(例えば802.11a、802.11b、802.11g、802.11n等)、IEEE802.16等のマイクロ波アクセスの国際的な相互運用性(Worldwide Interoperability for Microwave Access; WiMAX)技術、および/またはIEEE802.15等の無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network;WPAN)技術、ブルートゥース(Bluetooth;BT)、超広帯域(ultra wideband; UWB)、および/またはその同等物等の技術を含む多数の異なる無線ネットワーク技術のいずれかに準拠して、移動端末10と通信するように構成されるアクセスポイントが含まれうる。AP62は、インターネット50に接続されうる。MSC46と同様に、AP62は、インターネット50に直接接続可能である。しかし、一実施形態では、AP62は、GTW48を介してインターネット50に間接的に接続される。さらに、一実施形態では、BS44は、別のAP62として考えられうる。理解されるように、移動端末10およびコンピューティングシステム52、オリジンサーバ54、ならびに/あるいは多数の他の機器のうちのいずれかをインターネット50に直接的または間接的に接続することによって、移動端末10は、相互に、コンピューティングシステム等と通信可能になるため、データ、コンテンツ、またはその同等物をコンピューティングシステム52に送信すること、ならびに/あるいはコンテンツ、データ、またはその同等物をコンピューティングシステム52から受信すること等の移動端末10の種々の機能が実行可能になる。本明細書で使用する際、用語の「データ」、「コンテンツ」、「情報」、および類似の用語は、本発明の実施形態に従って送信、受信、および/または格納可能であるデータを指すうに交換可能に使用されうる。したがって、任意のこのような用語の使用は、本発明の思想および範囲を制限するように解釈されるべきではない。]
[0031] 図2には図示されないが、インターネット50を介して移動端末10をコンピューティングシステム52に接続することに加え、またはその代わりに、移動端末10およびコンピューティングシステム52は、相互に接続され、例えば、RF、BT、IrDA、あるいはLAN、WLAN、WiMAX、UWB技術、および/またはその同等物を含む多数の異なる有線または無線通信技術のいずれかに準拠して通信しうる。コンピューティングシステム52のうちの1つ以上は、後に移動端末10に転送可能であるコンテンツを格納可能である着脱式メモリを付加的にまたは代替的に含むことが可能である。さらに、移動端末10は、プリンタ、デジタルプロジェクタ、および/または他のマルチメディアを取り込み、生成、および/または格納する機器(例えば他の端末)等の、1つ以上の電子機器に接続可能である。コンピューティングシステム52と同様に、移動端末10は、例えば、RF、BT、IrDA、あるいはユニバーサルシリアルバス(universal serial bus; USB)、LAN、WLAN、WiMAX、UWB技術、および/またはその同等物を含む多数の異なる有線または無線通信技術等のいずれか等の技術に準拠して、携帯型電子機器と通信するように構成されうる。]
[0032] 例示的実施形態では、コンテンツまたはデータは、例えば、アプリケーションの実行または移動端末10と他の移動端末との間の通信の確立(例えばコンテンツ共有の目的)のために、図1の移動端末10に類似し得る移動端末と、別のモバイル機器または図2のシステムのネットワーク機器との間で、ダウンロードされうるか、そうでない場合は図2のシステムにおいて通信されうる。したがって、図2のシステムは、移動端末間またはネットワーク機器と移動端末との間の通信に用いられる必要は必ずしもなく、むしろ、図2が、単に、例示目的のためだけに提供されていることを理解されたい。さらに、本発明の実施形態が、移動端末10等の通信機器上に存在してもよく、および/または図2のシステムと通信しないカメラ、サーバ、パーソナルコンピュータ、または他の機器上に存在してもよいことを理解されたい。]
[0033] 図3は、本発明の例示的実施形態に従うメモリ管理機構を示す図である。図3に示すように、移動端末10は、種々の要素を含んでもよく、そのうちのいくつかは、相互に通信してもよく、本発明の実施形態の実装を可能にするように構成されうる。しかし、図3は、メモリ使用量を改善するためのシステムの構成の一例を図示するが、本発明の実施形態を実装するために多くの他の構成も利用可能であることに留意されたい。移動端末10は、ブラウザプラグイン70、プラットフォーム適応エンジン72、およびコアプレーヤ74を備えてもよい。ブラウザプラグイン70、プラットフォーム適応エンジン72、およびコアプレーヤ74の各々は、ブラウザプラグイン70、プラットフォーム適応エンジン72、およびコアプレーヤ74のそれぞれの対応する機能を実行するように構成されるハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせのいずれかで具現化される機器や回路などの、任意の手段であってよい。]
[0034] 例示的実施形態では、ブラウザプラグイン70は、一定の機能を「オンデマンド」で提供するようにホストアプリケーションと協働し得る回路またはコンピュータプログラム等の機器または手段として具現化されうる。ブラウザプラグイン70は、ストリーミングまたは他のメディアコンテンツ等のデータがネットワーク機器または他の端末から(例えば図2のシステムを介して図2)ダウンロードされうる機構を提供しうる。]
[0035] コアプレーヤ74は、メディアコンテンツまたはファイルに関する再生および/またはレンダリング能力を提供するように構成される多くの異なる機器のいずれかを備えてもよい。例えば、コアプレーヤ74は、テレビ(TV)モニタ、無線モニタ、ゲームコンソール、PC、ステレオおよびホームシアター、映像および画像取り込みおよび/または再生機器、マルチメディア移動端末、ゲームコンソール等を備えてもよい。いくつかの実施形態では、コアプレーヤ74は、移動端末10のディスプレイおよび/またはスピーカを介してマルチメディアファイルをレンダリングまたは再生するための仮想マシンまたはコンピュータプログラムとして具現化されうる。したがって、例えば、コアプレーヤ74は、コアプレーヤ74を通じてレンダリングするために移動端末10にダウンロードされうる特定の音声または映像ファイル等における音声および/または映像データをレンダリングするように構成されうる。コアプレーヤの一例としてフラッシュビデオプレーヤが挙げられ得るが、多数の類似のコアプレーヤも当技術分野において既知であり、コアプレーヤ74として具現化されてもよい。]
[0036] いくつかの実施形態では、コアプレーヤ74は、コアプレーヤ74を通じてレンダリングするためのデータを一時的に格納するためのローカルバッファ(例えば生データバッファ)を備えてもよい。ユーザは、コアプレーヤ74を通じてレンダリングするべく、音声または映像マルチメディアコンテンツに対応するデータなど具体的なマルチメディアコンテンツファイル80を、(例えば移動端末10のユーザインターフェースを使用するユーザによる要求を介して)移動端末10にダウンロードすることを要求してもよい。このようなシナリオでは、コアプレーヤ74は、ブラウザプラグイン70を介して(例えば最終的にはブラウザを介して)、具体的なマルチメディアコンテンツファイル80のダウンロードを開始しうる。ブラウザプラグイン70を介してダウンロードされたデータは、プラットフォーム適応エンジン72に通信され、プラットフォーム適応エンジン72は、より詳細に後述するように、ダウンロードされたデータ(例えばマルチメディアコンテンツファイル80)の格納の管理を行いうる。格納されたデータは、必要に応じて再生されるために、プラットフォーム適応エンジン72を介してコアプレーヤ74によってアクセスされうる。]
[0037] また、移動端末10は、いくつかの実施形態では、比較的高価なメモリリソースの一部分であると考えられうる第1のメモリリザーバ(例えばRAMリザーバ76)と、第1のメモリリザーバよりも比較的安価であるリソースの一部分であると考えられうる第2のメモリリザーバ(例えばMMCデータリザーバ78)とを備えてもよい。これから本発明のある実施例について、RAMリザーバ76およびMMCデータリザーバ78に関連して説明するが、RAMリザーバ76およびMMCデータリザーバ78が、第1および第2のメモリリザーバのそれぞれの単なる例として認識されるべきである。この点に関し、RAMリザーバ76は、移動端末10の揮発性メモリ40の既定の部分であり、MMCデータリザーバ78は、移動端末10の不揮発性メモリ42の既定の部分であってもよい。MMCデータリザーバ78におけるデータは、対応するコンテンツ(例えば映像インスタンス)が削除される時に削除されうる。MMCデータリザーバ78は、例えば、追加のメモリ能力を加えるために移動端末10に挿入されうるフラッシュメモリまたはプラグ着脱可能メモリカードの一部分であってもよい。しかし、第2のメモリリザーバは、必ずしも着脱式メモリ装置の一部分である必要はない。]
[0038] 一般的に、上述のように、プラットフォーム適応エンジン72は、プラットフォーム適応エンジン72に対応する機能を実行するように構成されるハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせのいずれかにおいて具現化される機器や回路などの、任意の手段であってもよい。しかし、いくつかの実施形態では、プラットフォーム適応エンジン72は、コアプレーヤ74が開始するデータのダウンロードに少なくとも関連して移動端末10のメモリ使用量を管理するための仮想マシンまたはコンピュータプログラムとして具現化されうる。したがって、プラットフォーム適応エンジン72は、コンピュータ可読記憶媒体に格納される命令を実行するように構成される処理要素(例えばコントローラ20)として具現化されうる。本明細書に説明する処理要素は、多くの方式で具現化されうる。例えば、処理要素は、プロセッサ、コプロセッサ、コントローラ、または例えば、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit;ASIC)等の集積回路を含む種々の他の処理手段もしくは機器として具現化されうる。プラットフォーム適応エンジン72は、コアプレーヤ74が稼動するホストとしての役割を果たしうる。したがって、プラットフォーム適応エンジン72は、上述のように、メディアコンテンツをレンダリングする(例えばフラッシュビデオを再生する)目的で通信するアプリケーションをホストしうる。]
[0039] 例示的実施形態では、プラットフォーム適応エンジン72は、移動端末10のメモリ使用量を管理するように構成されうる。この管理機能は、一定の状況において、メモリ溢出機能(memory spillover function)、すなわち、RAMリザーバ76からMMCデータリザーバ78へと、データを溢れ出させるまたは転送することにより実装される。これによって、MMCデータリザーバ78を利用してダウンロードデータの格納能力を増加させることができるとともに、ファイルのサイズに関わらず、如何なるマルチメディアコンテンツファイルに対しても、RAMリザーバ6の使用量の必要性を事実上低下させることができる。上述のように、プラットフォーム適応エンジン72は、ダウンロードデータを再生すべく、そのコピーを、RAMリザーバ76および/またはMMCデータリザーバ78からコアプレーヤ74のバッファに供給しうる。]
[0040] 図4および図5は、プラットフォーム適応エンジン72により提供されるメモリ管理の例を図示する。しかし、図4および図5は、単に例示的であり、本発明の実施形態に対する限定として解釈されるべきではない。さらに、以下に定義する格納容量に関連する値およびサイズは例示的であり、決して限定的ではないように理解されるべきである。一例示的実施形態では、コアプレーヤ74のバッファは、時間ウィンドウの特定の瞬間において、コアプレーヤ74によってレンダリング、再生、または解釈されるデータを格納するための約1MBの調節可能なメモリであってもよい。RAMリザーバ76は、例えば、サイズが1MBや4MBであってもよく、直近にダウンロードされた所定量のデータなど、最初のデータの後に続くデータを格納しうる。一方、任意のサイズ(例えば1GBから8GB)のMMCまたはフラッシュディスク(またはRAMよりも安価な任意の他のメモリ装置)が、RAMに連なるように又はリンクされ、MMCまたはフラッシュディスクの一部分、例えば、MMCのうちの約100MBが、MMCデータリザーバ78として規定されうる。]
[0041] 図4は、本発明の例示的実施形態に従う、プラットフォーム適応機能により確立されるメモリ管理を示す図である。この点に関し、図4は、本発明のある実施形態に従い、RAMおよびMMCが、メディアコンテンツの格納/再生のためにチェーンまたはリンクされる実施形態を図示する。図4に示すように、所定量のRAMが、RAMリザーバ76に対応するように規定されうる。ダウンロードされる特定のマルチメディアコンテンツファイル80に対応するデータは、RAMリザーバ76に格納されうるように、プラットフォーム適応エンジン72によって導向されうる。所定量に到達すると、プラットフォーム適応エンジン72は、データを溢れ出させてMMCデータリザーバ78に格納されるように制御する。従って、MMCデータリザーバ78に格納されているデータは、RAMリザーバ76から転送されてきたデータを含むことがある。RAMリザーバ76からMMCデータリザーバ78に転送されるデータは、先入れ先出し(first in, first out)ベースで転送されうる。言い換えると、RAMリザーバへの最初のデータは、所定量に到達するとMMCデータリザーバ78に転送され、後続のデータも、所定量の直近にダウンロードされたデータをRAMリザーバ76に保持するために、先入れ先出しベースでRAMリザーバ76から転送される。したがって、本実施形態では、上記所定量は、ダウンロードされるメディアコンテンツファイルのために消費されうるRAMリザーバ76のメモリ空間の量についての上限であってもよい。例示的実施形態では、RAMリザーバ76が一杯になった後(例えば所定量に到達した後)に、MMCデータリザーバ78へ一括書き込みする。]
[0042] 図4に示すように、RAMリザーバ76のサイズに対応する所定量は、破線82で表されるとする。破線82に対応する量(例えばダウンロードデータ1MB)に達すると、データの溢出(例えば先入れ先出しベース)が始まり、MMCデータリザーバ78へと導かれうる。例示的実施形態では、あるデータのダウンロードに割り当てられるリソースの量が、別のデータのダウンロードに対しては多過ぎるリソース割り当てとなる値に固定されないように、MMCデータリザーバ78のサイズは、可変であってもよい。例えば、MMCデータリザーバ78は、特定のマルチメディアコンテンツファイル80のダウンロードに割り当てられる最小量のMMCリソースを規定する下破線84(例えば最小20MB)と、当該マルチメディアコンテンツファイル80に関連するさらなるデータをそれ以上格納できない量を規定する上破線86(例えば最大100MB)とを有してもよい。MMCデータリザーバ78の上破線86に到達すると、メモリ空間がリリースされ(例えばデータが削除され)、先入れ先出しベースで受信データのための空間が作成されうる。いくつかの実施形態では、上破線86は、特定の値に規定されず、代わりに、最小量の未利用MMCメモリ空間の提供に基づく可変値として規定されうる。]
[0043] したがって、図4の実施形態によると、特定のマルチメディアコンテンツファイル80に関連するデータのダウンロードに関し、受信データは、最初に、所定量(例えば1MB)までは、RAMリザーバ76に格納されうる。所定量に到達した後、データは、先入れ先出しベースでRAMリザーバ76からMMCデータリザーバ78に流れ、それによって、直近にダウンロードされた上記所定量のデータにほぼ等しい量のデータがRAMリザーバ76に格納される。次いで、RAMリザーバ76から流れたデータは、上破線86に到達するまで、MMCデータリザーバ78に格納され、上破線に到達すると、MMCデータリザーバ78のメモリ空間は、データが先入れ先出しベースで削除または破棄されることにより、リリースされうる。データの消費または再生に関し、プラットフォーム適応エンジン72は、(例えば再生動作またはシーク機能のための)データ読み出しについて、RAMリザーバ76およびMMCデータリザーバ78の一方または両方を、データオフセットの値(例えばデータが要求されるバイトオフセットまたはキューにおける読み出しポインタ)に基づくデータ利用可能性に関してチェックしてもよい。言い換えると、例えば、プラットフォーム適応エンジン72は、再生されるデータに対応するデータの位置を判断し、ひいてはそのデータのアクセスのために、RAMリザーバ76および/またはMMCデータリザーバ78をチェックしてもよい。コアプレーヤ74は、再生動作やシーク機能をそこから実行するための内部バッファを有してもよい。再生されるデータが、アクセスされる第1のリザーバに見つからない場合、プラットフォーム適応エンジン72は、他方のリザーバをチェックしてもよい。例示的実施形態では、MMCデータリザーバ78およびRAMリザーバ76の相対サイズにより、再生されるデータがMMCデータリザーバ78に位置する可能性が高いという事実によって、MMCデータリザーバ78が最初にチェックしてもよい。しかし、データを探す場所を判断するための他のルールも設けてもよい。加えて、RAMリザーバ76およびMMCデータリザーバ78からのデータ転送(および/または削除)は、本明細書に説明する上破線および下破線のいずれかに到達するデータレベルに応答して開始してもよい。本明細書に記載の説明は、単に例示的である。]
[0044] 図5は、本発明の別の例示的実施形態に従う、プラットフォーム適応機能により確立されるメモリ管理を示す図である。図5の実施形態では、MMCデータリザーバ78は、利用不可能でありうる(例えばMMCカードが取り外されたか、一杯であるか、そうでなければ他の動作に完全に割り当てられているため)。MMCデータリザーバ78が利用不可能であることから、プラットフォーム適応エンジン72は、RAMリザーバ76の下破線82に到達しても、MMCデータリザーバ78にデータを溢出することができない。この場合は、下破線に対応する量よりも多い格納を可能にすることが望ましいと考えられるため、プラットフォーム適応エンジン72は、MMCデータリザーバ78が利用不可能である場合、RAM上破線88を適用するように構成されうる。上破線88は、任意の特定のメディアコンテンツファイルのダウンロードに割り当てられ得る最大量の格納空間を規定しうる。したがって、上破線88は、特定のメディアコンテンツファイルに関連して格納されうる最大量のデータを規定する所定量としての役割を果たしうる。したがって、例えば、図5に示すように、4MBのRAM上破線88は、特定のメディアコンテンツファイルの格納データの量がRAM上破線88に到達する場合に、データが先入れ先出しベースで破棄され始め、直近にダウンロードされた4MBのデータのみがRAMリザーバ76に格納されるように規定されうる。]
[0045] 例示的実施形態では、任意の特定のデータのダウンロードに割り当てられるリソースの量が、特定のデータのダウンロードに対して多過ぎるリソースの割り当てをもたらす値に固定されないように、RAM上破線88に対応する値は、可変であってもよい。例えば、上破線88は、特定の値に規定されず、代わりに、全RAM容量に対する最小量の未利用RAMメモリ空間の提供に基づく可変値として規定されうる。言い換えると、上破線は、最小限のRAM未利用空間(例えば4MB)を維持するように設定されうるか、または最小限のRAM未利用空間の維持に利用可能なRAM空間のごく一部として設定されうる。]
[0046] したがって、プラットフォーム適応エンジン72は、本明細書に規定するメモリ管理のルールおよび/または手順を規定しうる。種々の例示的実施形態では、プラットフォーム適応エンジン72により規定されるルールは、RAMリザーバ76および/またはMMCデータリザーバ78に提供される種々のサイズの割り当てを提供可能としてもよい。このようなサイズの割り当ては、上破線および/または下破線に対応する値を有してもよい。さらに、プラットフォーム適応エンジン72は、一定の状況下において、種々のサイズの割り当てが可変であるか否かを規定しうる。例えば、MMCデータリザーバ78が利用不可能である場合、RAM上破線は規定されうるが、MMCデータリザーバ78が利用可能である場合、RAM上破線は規定され得ない。言い換えると、プラットフォーム適応エンジン72は、関連された又はリンクされたメモリ空間リザーバを利用してRAMに対する依存を低減することが可能である場合に、特定の量のRAM利用空間を提供し、関連される又はリンクされるメモリ空間のリザーバが利用不可能である場合に、データのダウンロードの利用に、より多量のRAM空間が提供されうる。加えて、RAMおよび/またはMMCデータリザーバのサイズは、他のアプリケーションによる使用のために最小量のRAMまたはMMC不使用空間を維持することに基づいて可変量に設定されうる。]
[0047] また、プラットフォーム適応エンジン72が、ダウンロードまたはデータ転送処理毎に、上述の動作を実行し得ることに留意されたい。したがって、例えば、複数のメディアコンテンツのダウンロードが特定の時間帯に要求される場合、プラットフォーム適応エンジン72は、メディアコンテンツのダウンロード動作毎に、対応する複数のRAMおよび/またはMMCデータリザーバを規定しうる。また、プラットフォーム適応エンジン72は、アクティブ中のダウンロード動作の数に基づいて、上述の動作が実行される異なる値を規定してもよい。]
[0048] したがって、いくつかの実施形態は、格納のためのRAMリソースに対する依存度を低減し、これはコストの削減につながりうる。加えて、いかなるメディアファイルについても必要とされうるRAMが小さくなるため、ビデオのような長いメディアファイルに対して、長い一時停止のような機能を提供しうる(従って一時停止したまま長電話することもできるだろう)。また、シーク動作を行いうるウィンドウも長くなるだろう。さらに、複雑な動作、例えば、書き込み動作のような最も頻繁に実行される動作は、RAMにおいて実行可能であり、性能を改善するためにデータをMMCに送ることができる。例示的実施形態では、データは、RAMリザーバの所定の限界に到達した時のみMMCに送られうる。したがって、これらの書き込みの頻度は、比較的低くなりうる。]
[0049] 図6は、本発明の例示的実施形態に従う、方法およびプログラムのフローチャートである。フローチャートの各ブロックまたはステップ、ならびにフローチャートにおけるブロックの組み合わせが、1つ以上のコンピュータプログラム命令を含むハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェア等の種々の手段によって実装可能であることを理解されたい。例えば、上述の手順のうちの1つ以上は、コンピュータプログラム命令によって具現化されうる。この点に関し、上述の手順を具現化するコンピュータプログラム命令は、移動端末のメモリ装置に格納されてもよく、移動端末における内蔵式プロセッサによって実行されてもよい。理解されうるように、任意のこのようなコンピュータプログラム命令を、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置(すなわちハードウェア)にロードして処理装置を形成することができる。すなわち、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行される命令は、フローチャートのブロックまたはステップにおいて特定される機能を実装する手段を生成する。また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置を所定の方式で機能させることが可能なコンピュータ可読メモリに格納されてもよく、その結果、コンピュータ可読メモリに格納される命令は、フローチャートのブロックまたはステップで特定される機能を実装する命令手段を含む物をもたらす。また、コンピュータプログラム命令を、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置にロードすることによって、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で、コンピュータ実装によるプロセスを実現するように一連の動作ステップを実行させる。その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行する命令は、フローチャートのブロックまたはステップにおいて特定される機能を実装するステップを提供しうる。]
[0050] したがって、フローチャートのブロックまたはステップは、特定の機能を実行する手段の組み合わせ、特定の機能を実行するためのステップの組み合わせ、および特定の機能を実行するためのプログラム命令手段に対応する。また、フローチャートのうちの1つ以上のブロックまたはステップならびにフローチャートにおけるブロックまたはステップの組み合わせが、特定の機能またはステップあるいは特殊用途のハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせを実行する特殊用途のハードウェアベースのコンピュータシステムによって実装可能であることも理解されたい。]
[0051] この点に関し、メモリ使用量を改善するための方法の一実施形態は、図6に示すように、処理100において、メディアコンテンツデータを受信することを含んでもよい。メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納は、処理110において、第1のメモリリザーバに導向されうる。所定量を第1のメモリリザーバに格納することに応じて、受信したメディアコンテンツのうち最も古い部分(例えば最近の受信ではない部分または古めの部分)は、処理120において、第1のメモリリザーバにおける格納量を所定量に維持するために、第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送されうる。本明細書において言及される、「古めの部分」や「最も古い部分」が、メモリリザーバへの受信時に基づく時期を差し、作成日、データのコンテンツを指さないことに留意されたい。また、上記の所定量は、固定の数字である必要はなく、固定的またはランダムな変動が割り当てられる範囲、割合、または値であってもよい。]
[0052] 例示的実施形態では、方法は、以下に規定するように、かつ図6に示すように、いくつかのオプション的な処理を含んでもよい。例えば、方法は、処理130において、第2のメモリリザーバにおける転送された最も古い部分の格納を所定レベルまで導向することをさらに備えてもよい。所定レベルのデータを第2のメモリリザーバに格納することに応じて、第2のメモリリザーバに転送された古いデータは、処理140において、第2のメモリリザーバにおける格納量を所定レベルに維持するために破棄されてもよい。処理115は、処理120の前に、第2のメモリリザーバが利用可能か否かを判断することを含んでもよい。第2のメモリリザーバが利用不可能である場合、方法は、処理125において、第2のメモリリザーバが利用可能である場合に第1のメモリリザーバに格納されるよりも多くのメディアコンテンツデータを該第1のメモリリザーバが格納しうるように、所定量を増加させることをさらに備えてもよい。]
[0053] 例示的実施形態では、処理100は、2つ以上のメディアコンテンツファイルを受信することを含んでもよく、導向処理および転送処理(例えば110および120)は、2つ以上のメディアコンテンツファイルの各々について、それぞれ異なる第1および第2のメモリリザーバに関して実行されてもよい(例えば第1のメディアコンテンツファイルのための第1および第2のメモリリザーバがあり、第2のメディアコンテンツファイルのために異なる第1および第2のメモリリザーバがあってもよい)。処理110は、RAM格納の一部分に格納を導向することを含んでもよく、処理120は、データを着脱式メモリカードに転送することを含んでもよい。代替として、処理100は、ストリーム映像データをダウンロードすることを含んでもよく、したがって、方法は、データオフセットが第1または第2のメモリリザーバに配置されているかを判断することと、データオフセットに対応する位置においてストリーム映像データにアクセスすることをさらに含んでもよい。このような実施形態では、データオフセットに近接するストリーム映像データは、コアプレーヤにコピーされうる。]
[0054] 本発明に関する当業者は、本明細書に記載の本発明に関する多くの修正および他の実施形態を想起しうるだろう。そして、そのような修正および他の実施形態も、前述の説明および関連図面から教示される利益を有する。ゆえに、本発明が、開示される特定の実施形態に限定されないこと、ならびに修正および他の実施形態が、添付の請求項の範囲内に含まれるように意図されることが理解されたい。本明細書では具体的な用語が用いられているが、これらの用語は、一般的および説明的な意味においてのみ使用され、限定する目的で使用されない。]
权利要求:

請求項1
メディアコンテンツデータを受信することと、前記メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納を第1のメモリリザーバに導向することと、前記所定量を前記第1のメモリリザーバに格納することに応じて、前記受信したメディアコンテンツデータのうち古い部分を、前記第1のメモリリザーバにおける格納量を前記所定量に維持するために、前記第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送することと、を含む、方法。
請求項2
前記第2のメモリリザーバにおける前記転送された古い部分の格納を、所定レベルまで導向することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
請求項3
前記所定レベルのデータを前記第2のメモリリザーバに格納することに応じて、前記第2のメモリリザーバにおける格納量を前記所定レベルに維持するために、前記第2のメモリリザーバに転送されたデータのうち古いものを破棄することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
請求項4
前記転送の前に、前記第2のメモリリザーバが利用可能であるか否かを判断することをさらに含み、前記第2のメモリリザーバが利用不可能である場合、前記方法は、前記第2のメモリリザーバが利用可能である場合に前記第1のメモリリザーバに格納されるよりも多くのメディアコンテンツデータを該第1のメモリリザーバが格納しうるように、前記所定量を増加させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
請求項5
前記メディアコンテンツデータを受信することは、2つ以上のメディアコンテンツファイルを受信することを含み、前記導向処理および転送処理は、前記2つ以上のメディアコンテンツファイルの各々について、それぞれ個別の第1および第2のメモリリザーバに関して実行される、請求項1に記載の方法。
請求項6
前記第1のメモリリザーバに格納を導向することは、ランダムアクセスメモリ装置の一部分に格納を導向することを含み、前記受信したメディアコンテンツのうちの古い部分を前記第2のメモリリザーバに転送することは、データを着脱式メモリカードに転送することを含む、請求項1に記載の方法。
請求項7
前記メディアコンテンツデータを受信することは、ストリーム映像データをダウンロードすることを含み、前記方法は、データオフセットが前記第1または第2のメモリリザーバに配置されているかを判断することと、前記データオフセットに対応する位置において前記ストリーム映像データにアクセスすることとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
請求項8
前記データオフセットに近接する前記ストリーム映像データをコアプレーヤにコピーすることをさらに含む、請求項7に記載の方法。
請求項9
その中にコンピュータ可読プログラムコード部分が格納される少なくとも1つのコンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ可読プログラムコード部分は、メディアコンテンツデータを受信するための第1の実行可能部分と、前記メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納を第1のメモリリザーバに導向するための第2の実行可能部分と、前記所定量を前記第1のメモリリザーバに格納することに応じて、前記受信したメディアコンテンツデータのうち古い部分を、前記第1のメモリリザーバにおける格納量を前記所定量に維持するために、前記第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送するための第3の実行可能部分と、を備える、コンピュータプログラム製品。
請求項10
前記第2のメモリリザーバにおける前記転送された古い部分の格納を、所定レベルまで導向するための第4の実行可能部分をさらに備える、請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項11
前記所定レベルのデータを前記第2のメモリリザーバに格納することに応じて、前記第2のメモリリザーバにおける格納量を前記所定レベルに維持するために、前記第2のメモリリザーバに転送されたデータのうち古いものを破棄するための第5の実行可能部分をさらに備える、請求項10に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項12
前記転送の前に、前記第2のメモリリザーバが利用可能であるか否かを判断するための第4の実行可能部分と、前記第2のメモリリザーバが利用不可能である場合、前記第2のメモリリザーバが利用可能である場合に前記第1のメモリリザーバに格納されるよりも多くのメディアコンテンツデータを該第1のメモリリザーバが格納しうるように、前記所定量を増加させるための第5の実行可能部分と、をさらに備える、請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項13
前記第1の実行可能部分は、2つ以上のメディアコンテンツファイルを受信するための命令を含み、前記導向処理および転送処理は、前記2つ以上のメディアコンテンツファイルの各々について、それぞれ個別の第1および第2のメモリリザーバに関して実行される、請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項14
前記第2の実行可能部分は、ランダムアクセスメモリ装置の一部分に格納を導向するための命令を含み、前記第3の実行可能部分は、データを着脱式メモリカードに転送するための命令を含む、請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項15
前記第1の実行可能部分は、ストリーム映像データをダウンロードするための命令を含み、前記コンピュータプログラム製品は、データオフセットが前記第1または第2のメモリリザーバに配置されているかを判断し、前記データオフセットに対応する位置において前記ストリーム映像データにアクセスするための第4の実行可能部分をさらに備える、請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項16
前記データオフセットに近接する前記ストリーム映像データをコアプレーヤにコピーするための第5の実行可能部分をさらに備える、請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
請求項17
メディアコンテンツデータを受信し、前記メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納を第1のメモリリザーバに導向し、前記所定量を前記第1のメモリリザーバに格納することに応じて、前記受信したメディアコンテンツデータのうち古い部分を、前記第1のメモリリザーバにおける格納量を前記所定量に維持するために、前記第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送する、ように構成されるプロセッサを備える、装置。
請求項18
前記プロセッサは、前記第2のメモリリザーバにおける前記転送された古い部分の格納を、所定レベルまで導向するようにさらに構成される、請求項17に記載の装置。
請求項19
前記プロセッサは、前記所定レベルのデータを前記第2のメモリリザーバに格納することに応じて、前記第2のメモリリザーバにおける格納量を前記所定レベルに維持するために、前記第2のメモリリザーバに転送されたデータのうち古いものの破棄を導向するようにさらに構成される、請求項18に記載の装置。
請求項20
前記プロセッサは、前記転送の前に、前記第2のメモリリザーバが利用可能であるか否かを判断し、前記第2のメモリリザーバが利用不可能である場合、前記第2のメモリリザーバが利用可能である場合に前記第1のメモリリザーバに格納されるよりも多くのメディアコンテンツデータを該第1のメモリリザーバが格納しうるように、前記所定量を増加させるようにさらに構成される、請求項17に記載の装置。
請求項21
前記プロセッサは、2つ以上のメディアコンテンツファイルを受信するようにさらに構成され、前記導向処理および転送処理は、前記2つ以上のメディアコンテンツファイルの各々について、それぞれ個別の第1および第2のメモリリザーバに関して実行される、請求項17に記載の装置。
請求項22
前記プロセッサは、前記第1のメモリリザーバを含むランダムアクセスメモリ装置の一部分に格納を導向し、前記第2のメモリリザーバを含む着脱式メモリカードにデータを転送するようにさらに構成される、請求項17に記載の装置。
請求項23
前記プロセッサは、ストリーム映像データをダウンロードし、データオフセットが前記第1または第2のメモリリザーバに配置されているかを判断して、前記データオフセットに対応する位置において前記ストリーム映像データにアクセスするようにさらに構成される、請求項17に記載の装置。
請求項24
前記プロセッサは、前記データオフセットに近接する前記ストリーム映像データをコアプレーヤにコピーするようにさらに構成される、請求項23に記載の装置。
請求項25
メディアコンテンツデータを受信する手段と、前記メディアコンテンツデータの中で直近に受信した部分のうち所定量までの格納を第1のメモリリザーバに導向する手段と、前記所定量を前記第1のメモリリザーバに格納することに応じて、前記受信したメディアコンテンツデータのうち古い部分を、前記第1のメモリリザーバにおける格納量を前記所定量に維持するために、前記第1のメモリリザーバから第2のメモリリザーバに転送する手段と、を備える、装置。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-02-24| A761| Written withdrawal of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120223 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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